ここんとこ、寒さが緩んできましたね。
このまま春めいてくれるんでしょうか。
そんな陽気のなか、なぜか副題が「雪まつり」とされた、
桂雀喜さんの落語会「ジャッキー7」で映画「G&G」の上映が行われました。
会場は摂津市の正雀市民ルーム。
阪急京都線「正雀」駅から徒歩3分ほどのところにあります。
雀喜さんが、この会場でご自分の会をやるようになって、もう20年近いんだそうです。
2ヶ月に1度(偶数月)のペースで、ずっと続けていらっしゃるジャッキー7。
今回は、雀喜さん二席、桂三金さん一席、いずれも新作落語という野心的な構成に加え、
映画「G&G」の上映が加わるという企画です。
開場18時半、開演19時にあわせ、余裕をもって映像の最終チェックをしようと
われわれ上映スタッフも16時半に会場入り。
すでに2回ほど、この会場で上映テストを行っており、
まったく問題ないだろうと安心していたら、まさかのトラブル!
端子ちゃうやん!
急いで、足りないコネクタを梅田のヨドバシカメラに買いに戻り、
会場に戻ったのは18時過ぎ。
何とか開場前にチェックできると思ってプロジェクタのテストをしたら、
今度は映像がでない!!
開場時間は迫る。外で待つお客さまはどんどん増える。
焦ってあれこれ機材をいじるが、まったく映らない!!
開場を10分ほど遅らせてもらったのに、まだ出ない。
われわれ以上に、心配されている雀喜さん。
でも、これ以上、お客さんを待たせるわけにはいかない。
ともかく開場しましょう!
となりました。
あれよあれよという間に客席は埋まり、次々と椅子を追加していきます。
「ジャッキー7」史上、最大の入り?かもしれない90余名のお客さま。
嬉しい反面、もし上映できなかったら……と不安がよぎります。
と言いつつ、楽天的な筆者は「なんとかなるんちゃう」と無責任に構えておりました。
いままでの上映や展覧の経験上、なんとかなってきたという強運(悪運?)があるんです。
心配性のもう一人の上映スタッフは、摂津市の文化担当の方に掛け合って、
非番の方に代替機材を持ってきていただくことに。
これで、大丈夫! 筆者は一人安心しておりました。
でも雀喜さんの心配は募るばかりのようで。
高座に上がるや、さっそく冗談まじりに上映の心配を枕にのせてはります。
筆者は、いちばん後ろで、せめて安心していただこうと高笑いをしておりましたが、
「無責任な奴っちゃな〜」と怒りを買ってしまったかもしれません。
この場を借りて、謝ります m(_ _)m
そうして、楽しい落語3席、爆笑に次ぐ爆笑を経て、中入り。
われわれは、急いで機材のチェック。
お客さんの前でテスト上映というのは、ちょっと格好悪いのですが。
結果、何の問題もなく上映が可能となりました!
摂津市の方に持ってきていただいた代替機も使わずに済みました。
まあ古い機械やから、たまたま機嫌が悪かったってことで。
雀喜さんのプロモーションビデオに続き、いよいよ「G&G」本編の上映。
雀のおやどのときと同様、みなさん噺家さんが登場するだけで笑ってくださり、
非常に和やかに上映は終わりました。
上映後に、雀喜さんと松井監督によるトークショーも開催。
ビッグ対談って。
雀喜さん、三金さん、摂津市の方々、
そして何より、たくさんお集りいただきました、お客さま。
ほんまにありがとうございました〜!
まだまだ、いろんな所で、いろんな形での上映を企画しております。
決まり次第、当ブログでお知らせしますので、
ぜひぜひ、お友だちとお誘い合わせの上、お越しください。